第二種電気工事士の筆記試験において、2022年前期に独学で合格した私が実際に実践した勉強法をご紹介します。少しでも参考になればうれしいです。
技能試験の勉強法を知りたい方はこちらのURLからチェックしてください。
勉強時間
勉強時間の目安は筆記試験と技能試験それぞれ40時間といわれています。
私自身はのんびりとやっていたこともあってか50時間程度でした。
毎日1時間勉強すれば、試験より1月半ほど前から始めれば。よさそうですが、忙しい日が続いて勉強できないときもあると思います。余裕を見て2か月前くらいから始められればベストです。
おすすめのテキスト
本屋さんにあるテキスト1冊と過去10年ほどのテストをまとめた過去問集の計2冊あればOKです。
テキストの選び方は本屋さんでパラパラとめくってみて、自分がよさそうと思えたテキストでOKです。とはいえ、選ぶのがめんどくさいという方は私がいいなと思った本や実際に使っていた本を下記に紹介しますので参考にしてください。
私のような初心者は文章だけだとなかなか理解できないので、イラストやカラーが豊富な、目で見て分かりやすい参考書がおすすめです。
・ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格
・電気教科書 第二種電気工事士[筆記試験]はじめての人でも受かる!テキスト&問題集
・ 第二種電気工事士試験 筆記試験 過去問題集
少しでも安くおさえたい方はこれ
テキスト+過去問は試験センターからダウンロード!
私自身はこの方法にしました。試験センターのホームページにアクセスすると、
過去の問題集と回答のデータをダウンロードできます。あとは、パソコンか、もしくは印刷した問題を解くのみです。
https://www.shiken.or.jp/ginouanswerK/ginou20211219.html
ただ、この方法のデメリットは過去問の解説が見られないこと。。でも大丈夫です。
世の中には親切な方がいまして、過去問を丁寧に解説してくださっているサイトがありますので、そちらを見て勉強すればOKです。
https://masassiah.web.fc2.com/contents/01kouji2/index.html
https://dokugaku.info/denkikouzisi_grade2/kakomon/
具体的な勉強方法
テキストを2~3周→ひたすら過去問(5~10年分)を解く
3周もするの!?と思った方もおられると思います。そんな方は2周でも大丈夫ですが、個人的には3周をおすすめします。なぜ私がテキストを3周することをおすすめするのか。
それは周ごとに役割分担があるからです。
1周目
目とにかくやり切る。
試験勉強のいやなところはなかなかテキストが進まず、結局途中で挫折してしまうことです。それを防止するためには、まず1周目は途中の例題など全然わからなくてもいいので、とにかく進めて、1周してしまうこと!
まず1周するメリットはたくさんあります。
・テキストを1周できたという自信がついて、挫折しにくくなる。
・試験問題の全体像が把握できるので、難易度が感覚的に理解できる。
・解けない問題を放置してもいいので、挫折しにくい。
どんどん進めていくので、最初はわからない単語や器具、問題がだらけでなかなか進まないかもしれませんが、とにかくやり切ります。その時に重要なのは、2周目に解くときに答えを見ただけでわかるよう、わからないことを調べてテキストに色々書き込むこと。そうすることで2周目はテキストを見るだけでよく、調べなくてよいので解くスピードが格段に上がります。
2周目
1周目にわからなかったところを補足。
2周目にやることは1周目で分からなかった問題の穴を埋めること。
やることは1周目と同じです。テキストを進めながら答えを見てもわからないことを調べてテキストに書きこみ。
1周目はテキストをやり切ることが第一目標なので、答えを見たり調べたりしてもわからない問題は飛ばしてしまいます。その飛ばした部分をわかるようにするのが2周目です。そうすることで、テキストをほぼ、網羅することができます。また、1周目よりわかる問題も増えているので、できるようになっている自分を感じられると思います。
第二種電気工事士は6割できれば合格できるのでどうしてもわからない問題は飛ばしてしまってもOKです。
3周目
テキストを網羅できているかの確認。
2周すれば7~8割はテキストの内容を理解できるようになっていると思うので、その確認をします。1.2週目で分からないことなどはだいたい調べられているので、テキストがオリジナルの参考書になっています。そのため、3周目は2周目よりもさらに早く進められるのでさらに自信がつきます。これが大事です。自分ができるようになっていることを段階的に実感できます。
過去問
後は過去問をひたすら解き、わからない問題を調べるだけです。
過去問で安定して(3連続くらい)8割取れるようになれば十分に合格できると思います。
おまけの勉強法
・工具の覚え方
工具の名前や何を施工するのに使うのか、といった問題があるのですが、これらは完全に暗記問題なのでよく言えば覚えるだけでよいのですが、逆に言えば、覚えるのが難しいです。そういうときは、YouTubeなどで工具名を検索すると、その工具を使って施工している動画が見られるのでただ、写真をみて丸暗記するよりも覚えやすいと思います。
・アプリ
第二種電気工事士はアプリもあるようで、私自身はダウンロードしたものの結局使いませんでしたが、電車の通勤中や休み時間に勉強したい方は試してみてもよいかもしれません。